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強光子場科学研究懇談会 平成17年度第2回懇談会
   
■日時 2006年4月21日(金)
14:15〜14:30 受付
14:30〜17:00 懇談会(講演会)
17:30〜19:30 意見交換会(会費3,000円程度)
■場所 慶應義塾大学 日吉校舎来往舎2階大会議室(懇談会)
           ファカルティーラウンジ(意見交換会)

東急東横線日吉駅から徒歩1分
http://www.keio.ac.jp/access/hiyoshi.htmlをご参照ください。
(地図で10番の建物です)
■プログラム
  14:30〜15:10 講演1. 岡本 博 様(東京大学)
「有機半導体における光誘起相転移の超高速ダイナミクスとコヒーレント振動」

 光照射によって物質の電子構造やマクロな物性が変化する現象は光誘起 相転移と呼ばれており、最近の光物性のトピックスとなっている。本講演では、 遷移金属錯体や有機電荷移動錯体が示す特徴的な光誘起相転移(光誘起絶縁体― 金属転移、光誘起スピンパイエルス相融解、光誘起中性―イオン性転移等)につ いて報告し、その超高速ダイナミクスについて議論する。また、これらの光誘起 相転移に伴って生じるコヒーレント振動の観測とその制御に関する最近の研究の 進展についても紹介する。
  15:25〜16:05 講演2. 石岡 邦江 様(物質・材料研究機構)
「グラファイトとダイアモンドのコヒーレント・フォノン」

 10フェムト秒の光パルスを用いて、グラファイトとダイアモンドの過渡 反射率測定を行い、C-C伸縮振動フォノンと電子・フォノン相互作用の超高速ダ イナミクスを明らかにした。この手法は将来、ナノチューブや超伝導ダイアモン ドなど幅広いカーボン材料の電子・フォノン相互作用の評価に応用できると期待 される。
  16:20〜17:00 講演3. 大岩 烈 様(アルバックファイ株式会社)
「表面分析技術を用いた微小領域分析の動向」

 薄型テレビ、携帯電話やデジタルカメラ等に代表されるデジタル家電機器に限らず、印刷、医療など様々な分野にまで、新商品には、(1)新材料開発、(2)極薄膜の成膜技術、(3)微細加工の技術に代表される先端技術の粋が集約されている。これらを短期間に開発し量産化する上で、分析・評価技術の果たす役割は大きい。最近の表面分析装置を用いた微小領域分析の進展について紹介する。
   
■お問合せ先 なお、懇談会についてのお問い合わせは担当者(谷上)までお願いいたします。
E-mail: tanigami@chem.s.u-tokyo.ac.jp
TEL: 03-5841-4334