強光子場科学研究懇談会会員ならびに賛助企業の皆様方におかれましては、平素より本懇談会の活動にご理解とご協力を賜り心より感謝申し上げます。

　さて、本年4月7日に「新型インフルエンザ等対策特別措置法」に基づく緊急事態宣言が発出され、本懇談会でも新型コロナウイルス感染拡大防止のため、活動を制限せざるを得なくなりました。例年4月には、パシフィコ横浜で開催されるレーザーEXPOにて、出展や公開講演会を行って参りました。本年は4月22日から24日開催予定のレーザーEXPO自体が中止となり、それに伴い出展や4月24日の公開講演会も中止となりました。また、毎年共催しております日中二カ国のShanghai-Tokyo Advanced Research Symposium on Ultrafast Intense Laser Science (STAR) シンポジウムや、International Symposium on Ultrafast Intense Laser Science (ISUILS) は来年に延期することとなりました。参加をご予定頂いただいた皆様にはご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
　5月25日の緊急事態解除宣言の後、イベント開催制限の段階的緩和の方針が示されました。本懇談会でも、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえながら、可能な限り会員間の交流や情報交換を進める所存です。基本的には、講演会やシンポジウムをオンライン配信し、状況が許せば感染症予防に十分配慮しながら会員が集える会場を用意いたします。オンライン配信を併用するこのようなハイブリッド形式を、新型コロナウイルス感染の終息後も継続する予定です。今後は、ご都合により講演会会場に行けない会員の方々にも、講演会やシンポジウムにリモート参加できるようにいたします。会場への遠近に関わりなく、本懇談会へのアクセスが容易な環境を提供し、会員の皆様への利便性のさらなる向上に努めて参ります。
　来る10月24日（土）には、2020年度総会と講演会をハイブリッド形式で開催する予定です。会場は、東京大学本郷キャンパス理学部化学本館5F講堂を予定しております。新型コロナウイルス感染の状況により変更となる場合もございますが、詳しい情報は随時本懇談会のHP上に掲載して参ります。
　会員ならびに賛助企業の皆様には、本懇談会の活動方針をご了承いただき、強光子場科学の発展に対する一層のご協力をお願い申し上げます。