強光子場科学研究懇談会
会長 山内 薫
強光子場科学研究懇談会が発足してから、早いもので、もう4ヶ月になります。昨年 12 月に理研にて開催されました第一回定例懇談会では、産と学の研究者からの発表の後、活発かつ率直な意見交換があり、従来の学会の枠組みには捉われない、新しい形の産学交流の良さがはっきりと現れたように感じました。
その際の会員の皆様からは、毎年3回開催される定例懇談会の他に、普段から産学の研究者の間での情報交換や交流の場を提供して欲しいとのご意見が寄せられました。ひとつには、ウェブサイトでの情報の掲載を充実化・豊富化が大切です。これについては、会員の皆様から新しく寄せられた情報を直ちに掲載するように努力しております。また、そのウェブを利用した「会誌」を発行することも、会員の皆様への情報提供として重要であると考えております。この2ヶ月程、幹事の皆様と議論を重ね、「会誌」の一つの形として、JILS
Newsletter を創刊する運びとなりました。ここに第一号をお届けいたします。
JILS Newsletter には会員のみがアクセスすることができます。また、テーマや刊行日については特に定めず、強光子場科学研究の産学にまたがる幅広い活動の中から、会員の皆様にとって有益な情報を随時掲載して参ります。第1号では、本懇談会の設立総会(平成15年10月17日)の際の宅間 宏先生の基調講演の内容を掲載いたしました。設立総会当日より、多くの会員の方から、宅間先生のレーザーの歴史とその先端技術に関する分かり易いお話をぜひウェブで読めるようにして欲しいとの要望があり、その声にようやく応えることができました。
このJILS Newsletter を、会員の皆様が有意義な情報源、また、交流の場として活用してくださることを、そして、この会誌が学際性豊かな強光子場科学研究の発展のために寄与することを祈念し、創刊に寄せるご挨拶とさせていただきます。
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